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旅行好きの備忘録

【ドバイ】ゴールドスークで金を買う ~値切りのワザ!~

値切りのワザ!ドバイゴールドスークで金を買う 

 

ドバイに旅行に行ったら、金を買いたい人も、買うつもりがない人も、ゴールドスークに行く人がほとんどでしょう。

私は金を買いたくてゴールドスークに行きました!

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金属アレルギーで金かプラチナしか身につけれない、でも買うと高い、ドバイだったら安く買えるんじゃないか?という安易な考えです。

木曜日の13時頃、Al Ras駅から歩いて10分くらいでゴールドスークに到着です。

(GoogleMapでたどり着けました。)

事前調査ではブルカを着たイスラム現地女性のお客さんがいるお店は良いお店、そして客引きを行っているところでは買わない方がいいとのことでした。

ブルカを着たイスラム現地女性、、、観光客がたくさんなのであまり見当たりません。

客引きがいるお店も小数、道端にいる客引きは金というよりお土産屋さんの客引きでした。しかも裏路地方向・・・。客引きがあっても無くても、メイン通路以外に行こうとも思っていなかったので、とにかく無視です。

無視するのもなんか可哀そうだな、なんて思う必要はない!この人たちはこれが仕事で無視されても慣れっこだろう!と自分に言い聞かせます。

にしても、しつこいしつこい。あぁ、めんどくさい。

 

金の種類

さて、金は混ぜ物によって機能も価値も変わります。

(KはカラットのK)

【24k】99.99%混合物が入っていない純金。

    柔らかいのでジュエリーとして加工されることは稀。

    コイン、延べ棒に加工され、資産として購入する人が多い。

【22k】純金が91.7%、残りは他の金属の混ざりもの。

    24kよりは硬いが、それでもまだ柔らかい方。

    ジュエリーには細心の注意を払う必要があるが、輝きは24kに近く人気?

【18k】純金が75%、残りは他の金属の混ざりもの。

    純度もそれなりなのに硬いので加工しやすいためジュエリー、時計や

    カメラ等にもよく使われる。

【14k】純金が58.5%、残りは他の金属の混ざりもの。

    18k以上は金以外に含まれる金属が銀や銅が多いが、14kはパラジウム

    といった金属が混じることがある。

    より硬く、壊れにくいという長所の反面、変色しやすかったり金属アレルギー

    反応が起こる可能性がある。

【10k】純金が42%、残りは他の金属の混ざりもの。

 

困ったときに売れたらいいなぁ、でも普段使いしやすいアクセサリーも欲しいなぁ。

ということで、22k以外は見ない!と決めていざ、ショッピングへ!!

(後に分かったことですが、22kのアクセサリーが多く、他を探す方が大変です。)

 

入店

冷やかしじゃないよ!私は本当に買うんだよ!というオーラを放ちながら、とりあえず大きめなお店に入店しました。

店内は東京ディズニーランド夕方前後のお土産屋さんくらいの混みあいです。

ふと目が合ったきれいな女性店員さんに手招かれ、人人人のカウンターに割って入ります。

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まあ店員さんの手慣れていること!「ネックレス?」と聞かれました。

カウンター後ろの壁にはシンプルなネックレスがいっぱい掛かっています。

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とりあえず指差しでネックレスの塊の一つを取ってくれました。

金って触るときは手袋をつけるイメージがあったのですが、そんなのお構いなしです。

店員さんはべたべた、じゃらじゃら、無駄に触っているじゃありませんか。

拭く気配もありません。

試着もさせてくれました。

泥棒するつもりは全くありませんが、セキュリティってどうなってるんだろう?って不思議なくらい、軽くつけてくれます。出入り口には警備員らしき人はいませんでした。店員はいますが見張っている感じではありません。防犯カメラがあるから、後に絶対に捕まるとは思いますが、試着したまま店を出ることは簡単にできちゃいそうです。日本で金を売っているお店はセキュリティがしっかりしてるだろうし(勝手な想像)、ドバイはとても治安がいいってことなのかもしれませんね。

 

私は「22k」「シンプル」「短め」をキーワードにネックレス探しを進めますが、種類がありすぎてもう途中からめんどくさくなってきます。

まだ1店舗目だから、とりあえず見つけたネックレスで金額確認!

事前調査もばっちりしてきたので、ガンガン計算しました。

    

金の計算方法 ※必ずディルハムで計算すること

金のレート(2019/2/28の場合)毎日変わるので購入日に確認すること

24k 4,818円 157.25AED(ディルハム

22k 4,375円 147.75AED

18k 3,674円 120.75AED

※金の価値は世界共通です。ただし、為替変動によって違うと言えば違いますが。

 

ゴールドスークには金のレートが書いてある電光掲示板があると事前調査で聞いていたのですが、お店にあったり無かったり、見づらかったりなので、必ず行く前にチェックしておく必要があります。Wi-Fi契約をしていればその場で調べられますが、そうじゃない人は必ずホテルで忘れずに調べてからゴールドスークに行きましょう!!!

 

①選んだアクセサリーの重さを量ってもらいます。(例えば8gだったとする。)

②22kかどうかの確認(22k=147.75AED 本日)

③金だけの値段 147.75AED × 8g = 1182AED(約35,696円)

 

これでこのアクセサリーに使用されている金の金額が分かりました。

そしてこれには加工料(デザイン料)+ お店のマージン(儲け)が加わります。つまり、どんなに頑張っても1182AEDよりも安く値切ることはできないということです。

もしできちゃったとしたら、それは偽物です!

 

加工料(デザイン料)+ お店のマージン

「加工料(デザイン料)+ お店のマージン」はだいたい10~20%台とされています。

ただし、すごく凝ったデザインや複雑な形状だったりするともっと高くなるのかもしれません。また、悪いお店は金額を吹っかけてくる恐れがあるので、それを判断する目安になります。

ぜひこの計算方法でシュミレーションをしてから行ってみて下さい。

 

≪22kで重さ7gのネックレスが1260AEDと店員さんに言われた場合≫

147.75AED × 7g = 1034.25AED (←金だけの値段)

1260AED ÷ 1034.25AED = 1.2182 ≒ 21.8%(←加工料+お店のマージン)

 

ブレスレットを作るには人の手もかかっていますし、お店だって儲けがなければやっていけませんから、その分を考慮して値引き交渉をします。

私は加工料+お店のマージン15%を目指して交渉しました。

 

値引き交渉の流れ(例)

≪値引き交渉1回目≫

1034.25AED × 1.10(加工料+お店のマージン10%の計算)= 1137AED

値切り1回目は絶対にNOと言われるでしょう。そもそも10%なんてほぼ無理。店員さんも冗談でしょう?みたいな対応してきます。

交渉1回目でOKと言われたら、そのお店は怪しいです。慎重に!

≪値引き交渉2回目≫

1034.25AED × 1.13(加工料+お店のマージン13%の計算) = 1168AED

多分これでもOKは出ないでしょう。だけど粘りましょう。

≪値引き交渉3回目≫ 

1034.25AED × 1.15(加工料+お店のマージン15%の計算) = 1189AED

ここで勝負!粘ってもダメだったら御礼を言ってお店を出ましょう。

ここがポイント!引き止められなかったらすっぱり諦める!

だけど、引き留められたら強気で1189AEDのまま粘りましょう。

≪値切り交渉最終≫

 1189AEDでは無理だと感じたら素直に諦めましょう。

そのお店はそれでは商売しないとなっているということです。

でも、そのアクセサリーがどうしても欲しい!気に入った!のであれば、もう少し上乗せして交渉しましょう。

1034.25AED × 1.17(加工料+お店のマージン17%の計算) = 1210AED

この段階が一番成功するタイミングだと思います。

 

値引き交渉の間には店側から「じゃあ、この金額でどお?」と金額の提示があると思います。金額の提示をされたら、すぐにそれが何%なのか計算しましょう。英語でも日本語でも「えぇ!高い!」と言えば、雰囲気で何言ってるのか相手に伝わります。

私は15%を目標にしていましたが、これはなかなか難しいと思います。

とはいっても、大き目なお店ばかり行っていたからなのかもしれません。

小さいお店ならもっと安くできるのかもしれませんが、品数も少なく気に入ったものが見つからなかったので交渉にまで至りませんでした。

ちなみに...値下げ交渉にて自分で言った金額でOKがでたのにも関わらず、やっぱりやめた!なんていうのは冷やかしみたいなものなので、控えましょう!でも、ちょっとでも問題があったり、納得できないことがあれば、交渉途中でもすぐにやめるべきです。

  

 入店 ~続き~

さて、話は戻ります。1店舗目は金額を聞くだけ聞いてあっさりと店を出ました。

確か、20%超えでした。

やっぱり何店舗も見てみないと分からないからいっぱいお店回るぞー!

・・・なんて意気込んでおりましたが、店の多さ、アクセサリーの多さ、そしてめんどくさがり屋な一面が出まして。

結果、2店舗目は見るだけ、そして3店舗目で購入してしまいました。

 

購入したのはブレスレット!シンプルなものを探しました。 

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本当は1つ買えれば充分だったけど、店員さんは何個も腕につけてきます。

確かに、2連3連の方がおしゃれです。

何回も試して付けていたら、さすがに親指の付け根辺りの皮膚が痛くなってきました。

(簡単に外せないようギリギリ手に入るサイズを試していたので擦れました。)

そしたら店員さん、引き出しからボディクリームを取り出して私の手に付けます。

えー!塗ったら商品についちゃうよー?って、私だけがそんな心配をしていました。

お構いなしです。

滑りがよくなり、試着も順調。さて、欲しい商品が決まったところで金額は?

 

店員さん、重さを量って電卓にいろいろ打ち込みます。

そして、紙に商品の重さと売値を書いてくれました。

それを見ながら私も一生懸命計算します。

うーん25%か。高いね。ということで値下げ交渉に移りました。

20分くらいやっていたのかな?最終的に、ボスに確認するから待っててください!と。

ボスってどんな人かしら~?と思ってたら、来てくれました。

女性です!ちょっとたくましい感じ。今まで対応してくれてた方が細身の可愛らしい人だったので、さらにボスって感じの迫力あるオーラを感じさせます。

OK出ました~!16%にまで落ちました。

まあ、買うことも思い出なのでこれで購入です。

会計と包装で待っている間、接客してくれた店員さんが、値切り交渉すごい!同じ業界の人?と聞いてきました。

えー!!そんなこと感じさせるくらいすごかった?笑

インターネットで勉強してきたと答えたら、褒めてくれました。

 

いい人からいい物が買えて良かったな、と満足しながら再び散策です。

あ!ゴールドスークに来たらやっぱり世界一大きな指輪を見なくちゃ!

ということで、ゴールドスーク入口付近にあるお店に行きました。

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店前にはこの指輪を撮るために人だかりができています。

写真を撮ってとりあえず入店~。

店の作りは少し古臭さを感じましたが、お客さんはいっぱいです。

私はネックレスをまだ探していたので、目の合ったおじさん店員に案内してもらいました。

 

おじさん、いろいろ出してきては私につけてくれます。

もっと短いの!とかいろいろ注文をつけて、お気に入りを見つけました。

これで値段交渉です!

え?!30%越え?高すぎて、これはおかしいんじゃない?何gなの?と聞いたら、

「これは22kだけど、キラキラ反射させるために他の金属も使っているし、加工法(編み方)が他とは違うから、重さ量っても意味ないよ!」って言ってきます。

「どっちにしても量ってよっ」て言っても聞いてくれない。

じゃあ、もういいよ!って帰ろうとしたら、しぶしぶ量ってくれました。

なんだこいつ?でも、世界一大きい指輪を置いているお店なんだから、品物自体は本物でしょう、と信じて交渉再開です。

先ほど書いたように、10%からスタートさせます。

元値が30%超えですから、相当な差なので普通なら交渉の余地もないような感じですが、おじさんは食いついてきます。

私も相当このネックレスのデザインが気に入ってしまっていたので、どうしても買いたい。おじさんも気づいていたのかな~? 

結局、20%で購入です。ま、デザイン代だと思えば、高い買い物ではないでしょう!と心を落ち着けておりましたら、おじさん、ネックレスを量り始めました。いや、さっきあなたは重さは関係ないって言ってたじゃない!!結局ちゃんと図るのかよ!!

どのお店でも、会計前にはもう一度重さを量って伝票を作りますが、関係ないって言ってたおじさんが量ってるから、さっき言ってたの嘘じゃん!となりますよね。笑

店員に何を言われようと、重さは無理矢理にでも量ってもらいましょう。

 

でも、これもまたいい思い出です。

通常私は18kのネックレスを付けておりました。

22kは色味がもっと濃いです。これが金色なんだなぁ、ゴージャスだなぁ、

最後のおじさんには疑問が残りますが、ゴールドスークを思う存分楽しみました。

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ゴールドスークからは歩いて、スパイススークを通り、アブラと呼ばれる船で川を渡って帰りました。アブラ乗り場には行き先が書かれた看板等を確認することはできませんでしが、どこかには着くだろう。という気持ちで適当に乗りました。

結局思ってた通り、対岸で降りれたのでよかったです。

ちなみにここから駅は少し遠いです。歩いて20分はかかったかな。暑いシーズンだったら歩けないだろうな・・・。